2011年3月31日木曜日

桜が咲き始めました

明日から4月です。東海地方でも、ちらほら桜が咲き始めました。例年は桜開花を告げるニュースで、なんとなく春の訪れを実感するのですが、今年は違います。 連日東日本大震災と福島原発のニュースばかりです。これから一体どうなってしまうのだろうか?先の見えない大きな不安が日本全土を覆っています。 おかげ様で、こちらはいつもと同じ暮らしがおくれていますが、震災に見舞われた方々は・・・思いを馳せると言葉が全く見つかりません。仙台で一番仲の良かった友人は、お嬢さんが気仙沼に嫁いでいらっしゃいます。先日メールを送ったのですが、返信がありません。電話をしようかとも考えたのですが、万一のことを想像すると、なんと言って励ましたらいいか?かいもく見当がつきません。 今はただ遠くから無事を祈るのみです。

2011年3月16日水曜日

避難所の一日・・・遅まきながら・・・

11日
14時●●分 東京駅にて地震に遭遇 

15時 千代田線に乗ろうと大手町まで歩くが、ビルを見上げる人 
ヘルメット着用で帰宅するサラリーマン ミシミシ音を立てるビルにビックリ!

15時30分 地下鉄がストップしており、六本木で開催中の「シュールレアリズム展」に行くのはあきらめ、実家に向かうことを決意。横浜方面に向かって歩き出す。

15時45分 銀座通りで壁面が落下したビルを見て、地震を実感。 
通りにある公衆電話BOXで実家にTEL

16時00分 新橋駅近くのモスバーガーで腹ごしらえ。隣の席のおばさんと情報交換。

17時30分 駅の群衆に唖然とする。携帯電話が通じずイライラ。
ウイルコムの社員が無料で携帯の貸し出しを実施しているのを見つけ、再度実家にTEL。

18時 居場所がなく、外は寒く、危機感が高まる。

18時10分 新橋駅の「びゅうプラザ」の待合室で空いている椅子を見つけ座る。

カウンターでホテルを予約する人々を見て、「ホテルもいいかな??」と悩む

●柏崎沖地震の折に宿泊していた新潟のホテルは、老朽化していて怖かった。
●その前年の宮城県の地震の折に宿泊していた仙台のホテルは、地震発生直後にエレベーターが止まり階段の上り下りが辛かった。
ぐずぐずしている間に新橋周辺のホテルは満室に・・・

18時30分 「JRは終日運休」のアナウンスが入る
そこいら辺りに座っているおじさん・おばさんに声を掛け合い、コンビニに買い出しに行くことにする。
がーん!既に時遅し。おにぎり・パンは皆無。
「お駄賃だ!」と、酔っ払いのおじいさんが千円くれる。


19時 新橋駅の「びゅうプラザ」閉店時間になる。
暖房がきいて座っていられるここから追い出されたら、どーしよー?
          (ホームレスの気持を実感)
           
20時 「避難所に行きたい人はいませんか?」と呼びかけが始める。
「何分くらいかかるんですか?」と確認し、避難を決める。

20時10分 港区の避難所(昔の中学校?)3階の教室に到着。
毛布・乾パン・水(500cc)が配給される。
何度となく余震がきて、船に乗っている気分。
床に毛布をひいて、マジでホームレス状態。

         こんな中でもイビキをかいて寝ているオジサンがいる。
         (あんたはえらい!見習わなくては・・・でも無理)

          結局一晩避難所で一睡もできないまま夜を明かす。


12日
午前7時 JRが動くらしいとのことで避難所を後にする
9時30分 待てど動かないJRに見切りをつけ、銀座線で渋谷に行き、東急で帰宅。



13日20時 仙台に足止めされていた弟は、タクシーとバスを乗り継ぎ新潟から上越新幹線で東京に戻る。
           
           

避難所ではラジオのみで、実態が把握できませんでした。
実家のTVで生の映像を見て、愕然・・・

余震におびえる毎日ですが、なんとか明るい日本に戻って欲しいと祈るしかありません。

2011年3月8日火曜日

ユーロの片面

昨晩のイタリア語のレッスンで、テキストに奇妙な金色の彫刻の写真が出てきました。

「CHE COSE?」と質問すると、「えー知らんかったのか!」との返事。
イタリアでは非常に有名な彫刻なようです。

そして見せられたのが、ユーロのコイン。
確かに、そのへんてこな彫刻が彫られていました・・・

ちなみに、1セント=コロッセオ
10セント=ボテイチェリの「ヴィーナスの誕生」
1ユーロ=レオナルドダビンチの「理想的な人体図」
2ユーロ=ラファエロが描いた「ダンテの肖像」



そして20セントが、ウンベルト・ボッチョーニの「空間における連続性の唯一の形態」
今回初めて見たと確信した、へんてこな金色の彫刻です。


ユーロのコインって片面は統一ですが、実は片面は各国によってデザインが異なります。
2000年のユーロ統一以来、スペイン・フランス・オーストリア・オランダ・ベルギーそしてもちろんイタリア・・・
何回もユーロ圏を旅しているのに、全く気がつきませんでした!

結構ショック!
その程度も把握できていなかったんだ・・・私


コインも、その価値にのみ囚われていてはいけませんね~